今更ながら叡王戦第2局の感想。
今日は「東京都の新規のコロナ感染者が5日連続で100人を超えた」というニュースがあったぐらいで特に何も無い一日。
というわけで昨日書かなかった話。
・・・と書き出すと「都知事選の話?」と思うかもしれないが、そうではなく将棋の叡王戦第2局の話。都知事選の話は気が向いたらそのうち書きます。
豊島二冠挑戦者が勝って開幕2連勝とするか、永瀬叡王(&王座)が勝って1勝1敗のタイにするかという一局。
結果は持将棋で引き分け。
角換わり(という戦法名です)から、先手番の豊島が攻めて後手番の永瀬が受ける展開に。その後永瀬が耐え切って、玉を豊島の陣地まで逃がして安全モードに。一方の豊島も永瀬の玉を詰ませられないと見るや自分の玉を永瀬の陣地まで逃がす。
さてこうなると「お互いに一定の数の駒を持っていれば引き分け(「持将棋」と言います)」となる。
豊島の駒がやや少なかったがきっちり奪い取り、両者の合意の下で持将棋が成立した。
ちなみに成立時点での手数は222手。普通の将棋は100手前後で決着することを思えばかなりの長手数である。この時点で22時を過ぎており、規程で指し直しは行わずに終了となった。
豊島がもう少し上手く攻める手段があったようにも見えたが、永瀬が上手く決定打を与えなかった、ということなのだろう。永瀬らしい粘りを見せてくれた、という感じ。
さて、叡王戦は第1局は千日手からの指し直しで、第2局は持将棋。なかなか楽しい展開になっている(笑)。
ただ、二人とも過密日程の真っただ中にいるわけで、無理はしないで欲しいと心から思います。
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