名人戦第4局。
今日は名人戦第4局2日目。
豊島名人(&竜王)が勝って防衛に王手をかけるか、渡辺二冠挑戦者が勝って2勝2敗のタイに戻すかという一局。
結果は渡辺の勝利。
先手番の渡辺が矢倉に組み(最近の渡辺は先手番だとだいたい矢倉だと思う)、昔からよくある相矢倉の形に。
角交換からお互いに角を捨てての攻め合いを見せるが、渡辺の王手に豊島が王の逃げ方を誤ったらしく、渡辺が優勢になりそのまま押し切った。
終盤まではどちらが勝つか読めない展開だったが、最後に豊島が自爆した感じ。
ただ、この自爆は渡辺が豊島に持ち時間を使わせまくったことで誘発したものだったりする。豊島が持ち時間をたくさん残せていれば読み切れていたかもしれなく、そういう意味では渡辺の時間の使い方が勝利を導いたとも言える。(ちなみに終局時、豊島の残りの持ち時間は4分で、渡辺は持ち時間を2時間近く残していた。)
というわけでこれで2勝2敗となり、改めて三番勝負の形になった。
今日は渡辺の先手番だったので、渡辺が勝たなければいけない将棋ではあったが、気になるのは「豊島が公式戦で5連敗(&2持将棋)している」ということ。6月30日以降勝てていないというのはなかなかの不調だと思う。
豊島の今後は、8月1日に叡王戦第6局(vs永瀬二冠)を挟んで7・8日に名人戦第5局。
・・・正直、叡王戦で永瀬と対局することでリズムを崩しているのでは、という気はしないでもない。
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