名人戦第２局。

今日は名人戦第２局２日目。
斎藤八段挑戦者が勝って２連勝とするか、渡辺名人（＆王将・棋王）が勝って１勝１敗のタイにするかという一局。

勝ったのは渡辺。

相掛かり（という戦法名です）から斎藤が先攻するが、すぐに渡辺が端から反撃。そしてこれが思いのほか厳しく、そのまま渡辺が一気にぶっ潰す。終わってみれば渡辺の圧勝だった。

う～む、これは渡辺が強かったのか斎藤が弱かったのか、なんとも言えない将棋。斎藤がここまで何もできずに終わるとは思わなかった。
斎藤が端攻めしようとして３６手目に端に歩を打ったが、結局この歩を動かすこともできなかった。斎藤にとってはかなり不本意な将棋だったと思われる。

これで１勝１敗のタイになった。
結局「お互いに先手番できっちり勝った」という結果になった。
ただ、内容的には第１局は渡辺がかなり押していたわけで、「単なる１勝１敗」という感じではない。
正直、渡辺と斎藤の実力差は結構あるなあ、と感じた２局だった。

ここから斎藤がどう巻き返すかが注目だと思う。