橋本八段引退。

今日も今日とて将棋界で驚いた話。

「橋本崇載八段引退のお知らせ」

将棋の橋本八段が今日付けで引退することになった。
橋本は昨年１０月から「一身上の都合」で休場しており心配だったのだが、まさかの引退である。

橋本は２９歳で順位戦のＡ級に昇級したり（まあ、１年で降級したけど）、竜王戦では５年連続で昇級するなど、それなりの実力者。
年齢も３８歳で、衰えるほどではない。
テレビにもよく出演していたし、将棋界を盛り上げようとする姿勢も出していた。

一体何があったのだろうか・・・と思っていたら、まさかまさかの事実が「本人からＹｏｕＴｕｂｅで」発表された。

橋本の奥さんが実子を連れて行方不明なのだそうだ。

これはさすがに予想外過ぎる。
そりゃあ、いくら仕事とはいえ将棋指してる場合ではないなあ・・・。

ただ、橋本が結婚していること＆子供がいることは公表されていなかったので知らなかった。何か公表できない理由があったのかもしれないが。

さて、橋本は奥さん＆実子を探す、というよりは「法改正を訴える」方向らしい。
現在の民法では、「両親の一方が、もう一方の親の同意無く実子を連れ去っても違法ではなく、連れ去った親が実子をちゃんと育てれば、そのまま親権を得る可能性が高い。そして連れ去られた親が実子に会おうとしても、連れ去った親の同意が無いとほとんど会えない」とのこと。
橋本は、まさにこの「連れ去られた親」パターンである。
私はこの民法（８１９条）のことを知らなかったが、こんなの「やったもん勝ち」以外の何物でもない。酷い話だと思う。

橋本がこの後どういう行動に移すかはわからないが、頑張って欲しいと思うし、民法改正が実現してほしいと思います。