藤井聡太が止まらない。

今日で８月も終わり、今年も３分の２が終わった。
来月末は「今年も４分の３が終わった」と書くだろう（笑）。

将棋の話。
昨日少し書いた「竜王戦挑戦者決定三番勝負」だが、藤井二冠が永瀬王座に勝ち、結果を２勝０敗とした。
この結果、藤井二冠が竜王戦の挑戦者となった。現在の竜王保持者は豊島なので、今年３回目の豊島ｖｓ藤井のタイトル戦ということになる。

いやもう、藤井の勢いが凄過ぎる。
今年度は王位＆棋聖を防衛し、叡王奪取まであと１勝。これに加えて竜王挑戦である。今年中に「四冠」達成もあり得る話である。

ちなみに他の棋戦は以下の通り。
名人はそもそも挑戦資格が無い。名人に挑戦できるのは順位戦でＡ級に在籍している棋士のみで、藤井はまだＢ１級（Ａ級のすぐ下のクラス）だから。
王座は挑戦者決定トーナメントで深浦九段に負けている。
王将は挑戦者決定リーグ（７人でのリーグ戦）に入り、リーグ戦はこれから始まる。
棋王は挑戦者決定トーナメントでまだ生き残っている。

というわけで、今年度は王将＆棋王を奪取する可能性はまだ残っていて、来年の４月には六冠になっているかもしれない。
ただ、世の中そんなに甘くはないと思う。て言うか思いたい。

一応書くと、藤井は嫌いな棋士ではない。むしろ好きな棋士である。
でも「藤井が勝ちまくる展開」というのも見ていてつまらん、という気持ちもある。
「藤井が負けるのを見たい」というよりは「藤井を負かす棋士を見たい」のですよ。結果としては同じことなのだけど。

というわけで、藤井以外の棋士の奮起に期待したいと思います。