竜王戦第２局。

今日は竜王戦第２局２日目。

豊島竜王が勝って１勝１敗のタイに持ち込むか、藤井三冠挑戦者が勝って２連勝とするかという一局。

結果は藤井の勝利。

先手番の豊島が相掛かり（という戦法名です）の序盤から趣向を凝らした手順を見せる。

しかし、それに対して藤井が銀をどんどん繰り出して行って押さえ込みを図る。そして豊島が敢行した端攻めを逆用する形でカウンターを決めて一気に優勢に。

その後は豊島に粘らせることも無く、終わってみれば７０手の短手数で圧勝した。

やばい、藤井強過ぎる（←知ってる）。

豊島は先手番ということで研究して今回の一局に臨んだと思うが（実際、趣向を凝らした序盤だったし）、それがこうまで木っ端微塵に蹴散らされてしまうというのは「単なる一敗」以上の重みがありそう。

これで藤井が開幕２連勝。

豊島からすれば「藤井相手にこれから５局中４勝しなくてはいけない」という、かなり厳しい状況に追い込まれてしまった。

でも、次の第３局で豊島が後手番で勝てばまだ希望は残る。

「あっけない竜王戦」にならない為に、意地を見せてくれ、豊島。