「将棋の渡辺くん」第6巻を読んで。
今日は奥さんと息子達が帰京する(20時半頃に上野に着く予定)。
私自身は一昨日と昨日でたくさん遊んだので、今日は遠出はしないで読書中心に過ごす。
今日読んだのは、先日購入した「将棋の渡辺くん」の最新刊である第6巻。
改めて説明すると、この漫画は渡辺二冠の奥さんである伊奈めぐみが渡辺の生態を描くエッセイ漫画。今回は2020年4月から2021年末までの話。
今巻では「藤井と対局しての感想」、「自身の今後」についてかなり赤裸々に描かれていて、「そこまで言っちゃうの!?」と思うところもあった。
個人的に印象に残るのは下記。
「上の世代(=羽生世代)が落ちてないのに乗り越える力は俺(=渡辺)にはなかった」(直接描かれてはいないが、藤井聡太は乗り越える力があると認めていると思われる。)
「(自分の)ピークは40歳まで(渡辺は4月に38歳になった)。(引退は)45歳で一度考えるかな。(引退するか)仕事として割り切って続けていく選択をするか。」
これを、現時点で二冠持っている棋士が言うのか・・・とは思った。この冷静過ぎる自己分析は渡辺らしいと思う。
現時点での渡辺は、「藤井には敵わないが、藤井以外にはそうそう負けない」という状況。
ただ、45歳になる頃には藤井以外にもコロコロ負けるようになり、タイトルは保持できないし、タイトルの挑戦者争いもベスト4ぐらいには行くけどそこまで、という「そこそこのトップ棋士」になりそうな気は確かにする。
でも、渡辺が45歳で引退したらかなり寂しいなあ・・・。
まあ、渡辺が45歳になるのはまだ7年先なので、どうなるかはわからんけれど。
そんなことを考えさせられる一冊でした。
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