王位戦第4局。
今日は王位戦第4局、藤井王位(とその他四冠)vs豊島九段挑戦者の二日目。
藤井が勝って防衛に王手をかけるか、豊島が勝って2勝2敗のタイに戻すかという一局。
結果は藤井の勝利。
角換わり(という戦法名です)から、先手番の藤井が自分の玉を少し高い位置に上げるという珍しい展開に。
それに対して豊島も手駒の銀を露骨にぶち込んで攻め込むという積極的な指し回し。しかし、藤井が冷静に対応して優勢になる。
最終盤は激しい攻め合いになり、藤井が自陣の安全性をきっちり見極めて勝ち切った。
前例の無い展開にはなったが、藤井の構想力が少し上回った感じ。
ただ、豊島の銀のぶち込みからの攻め込みも面白い構想で、並の棋士相手なら成立してそうな気もした。
そして驚いたのが最終盤。
普通だったら「一度はしっかり受けて攻め込む」ところを、「豊島が攻め込んでも自陣はギリギリ安全だから一気に攻め込む」という藤井の判断には痺れた。
こういう「勝ちが見えたら一気に踏み込む」ところが藤井の凄さだなあ・・・。
というわけで、藤井が3勝1敗として防衛に王手をかけた。
次の第5局は9月5日(月)・6日(火)。ここは豊島の先手番となるので、なんとか勝って欲しいのだけど・・・。
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