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佐藤天彦九段のマスク未着用での反則負け問題に思う。

↑これは先週の土曜日のランチ会で食べた洋食プレート。
クリームコロッケに、カレーソース描けのオムライス。美味しい上に色どりも鮮やかで、文句無しの一品でした。

将棋の話。
先週28日(金)、A級順位戦(=名人への挑戦者決定リーグ戦)の永瀬王座vs佐藤天彦九段の対局で、「佐藤が対局中にマスクを長時間外した」として、「佐藤の反則負け」という結果になった。
これは結構ニュースで取り上げられた。そして「厳しい裁定」「なんでこんなルールがまだあるの」などなど、否定的な意見が多かった(と思う)。

さて、今日になって将棋連盟からこんな発表があった。

「順位戦における裁定について」

今回の件についての経緯などが記されていた。
要するに「向かい合って対局するので感染リスクの不安があるという、『棋士たちの声』があってできたルール」で、「ルールの運用説明はしてきた」とのこと。
あと「棋士・女流棋士は公益法人の一員(将棋連盟は公益法人です)として、政府の方針に沿う必要がある」とも記されていた。

まあ、ここまで言われてしまうと「ルールを破った佐藤が悪い」としか言いようがない。
「マスクを着用して、将棋のような『頭を使う』ことをする」というのは結構負担が大きい。そんな中、佐藤はマスクを外して考えて、永瀬はルール通りにマスクを着用して考えるというのは、永瀬からすれば「ふざけんな」と言いたくなる状況だろう。
当初は「いきなり反則負けは厳しい。一度注意すればよかったのでは」という意見もあったが、それでは「注意されるまではマスク無しで考える」という反則ができてしまう。やはり「一発での反則負け」というのは、妥当な判断だったと思う。

個人的に「今後ありそうなこと」として、「対局中の離席が増える」を挙げてみる。
対局中の離席はあまり制限されていないはず(トイレとか行くわけで)。
で、「盤に向かって、マスクしながら考える」よりも「盤は見れないけど頭の中で記憶して、トイレの個室でマスクしないで考える」方がいい、という棋士が出てくるのではないだろうか。
まあ、そうなったら「長時間の離席に対する規程」とかができるのかもしれない。

なんにせよ、「コロナうぜえな」という話です。

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