王将戦第3局。
続いて将棋の話。
今日は王将戦第3局2日目。
藤井王将(その他四冠)と羽生九段挑戦者のどちらが先に2勝目を挙げるかという一局。
結果は藤井の勝利。
後手番の羽生が序盤に角道を止めて、藤井の研究を外しにかかる。そして羽生が取った戦法は雁木囲い。これに対して藤井は速攻を仕掛け、それに対して羽生は藤井の攻めがひと段落したところで玉を上部に上げて対抗。難解な中盤が続いたが、羽生の疑問手を藤井が鋭く咎めてはっきり優勢に。そしてそのまま押し切った。
羽生の構想も後手番としての工夫という意味では悪くなかったと思うが、とにかく藤井の指し回しが正確過ぎる。
「絶対に研究しようがない局面」で間違えないというのは、藤井の地力の高さが凄過ぎるんだよなあ。
これで藤井の2勝1敗と再びリード。
次は羽生の先手番なのだが、藤井が「先手番で公式戦22連勝」と圧倒的な数字を残す現状、羽生としては「先手番は絶対に負けられない」対局になる。
なんとか第4局も先手番を生かして羽生に頑張ってもらいたいのだけど。
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