王将戦第4局。
今日は王将戦第4局2日目。
藤井王将(とその他四冠)が勝って王将防衛に王手をかけるか、羽生が勝って2勝2敗のタイに戻すかという一局。
結果は羽生の勝利。
先手番の羽生が角換わり(という戦法名です)を選択。羽生が積極的に攻めて、桂馬を成り捨てて王手をかけたところで昨日(1日目)が終了。藤井の封じ手は「桂馬を銀で取る」と思われたが、意表をつく「桂馬を王で取る」手だった。
しかしこれは羽生の猛攻をモロに浴びる展開が予想されていて、実際に予想通りに羽生が怒涛の攻めで押し切った。藤井にしては珍しいド完敗だった。
「羽生強え」というのもあるが、「どうした藤井?」と思わせる将棋だった。もちろん、藤井の悪手を見逃さなかった羽生は強かったが、そもそも藤井があんなわかりやすい悪手を指したというのが驚きだった。
ただ、現在の藤井は順位戦でトップ争い、棋王戦でタイトル挑戦中、朝日杯(全棋士参加のトーナメント戦)で準決勝進出、そしてこの王将戦の防衛戦。さすがに過密日程過ぎるのだと思う。
ともあれ、王将戦はこれで2勝2敗。改めて三番勝負の形になった。
次の第5局(25・26日)は藤井の先手番。
藤井的にはここをキープできないと結構やばい。
しかし、藤井は18日に棋王戦第2局、23日には朝日杯の準決勝、そして勝ったら同日に決勝、そして中1日で王将戦と、かなりの過密日程。
対する羽生は14日に順位戦があるだけ。日程的には羽生が有利と言える。
さあ、盛り上がってまいりました。
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