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JRAのストライキ問題。

このブログを書いている17時現在の話(←仕事しろよ)。

今週末の競馬が行われない可能性が「あった」。

理由は「厩務員と調教助手などの労働組合が、調教師会が“2011年から”導入している賃金体系の廃止を求めているが合意に至っておらず、労働組合側が今週末の開催のストライキ通告を行っているから」。

この時期に「週末の競馬がストで中止になるかも」というのは、一昔前は毎年のように聞いていた記憶がある。
で、実際にストになったのは1999年以降無く、「やっぱりストはやらないよねえ」と思っていた。

ただ、今回はガチだった。

争点は「2011年から導入している賃金体系」。
2011年に「JRAの売上が減少し続けているので、人件費を削減する」という名目で賃金体系を見直したらしい。
確かに1997年の年間売上は4兆円とちょっとだったが、そこから13年連続で減少し、2010年の年間売上は2兆4千億円まで下がった。その時点では「売上減の為、人件費を削減する」というのは正しい選択だったように思う。

しかし、2011年の年間売上約2兆3千億円で底を打ち、そこからは10年連続で売上が増加し、昨年は3兆2500億円まで戻した。
にも関わらず、厩務員や調教助手などの賃金体系は2011年のまま。そりゃあ、厩務員や調教助手からすれば「元に戻せやボケ」と言いたくもなるだろう。

で、17時前にとりあえずの結論が出た。

「合意しなかったので、厩務員と調教助手のストは決行。しかし、調教師と労働組合非加入者で対応して、今週の開催は執り行う。」

・・・結構強引な対応だな・・・。
まあ、「開催を行わない」となると損失(馬券の売上がゼロになるなど)が大き過ぎるので、開催を執り行うことにしたのは賢明な判断だったと思う。

ただ、ストが継続しているということは、「調教師会は賃金体系を2011年以前のものに戻す気が無い」ということなのだろう。
私は「厩務員と調教助手側の訴えはごもっとも」と思っている側の人間なので、妥協することなく頑張ってもらいたいと思う。
厩務員と調教助手の待遇を向上させないと、厩務員と調教助手の仕事の質が下がるかもしれない。そうなると「競馬の質」も下がってしまう。
それだけは避けてもらいたいと思います。

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