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叡王戦第4局。

続いて将棋の話。

今日は叡王戦第4局。
藤井叡王(とその他五冠)が勝って防衛を決めるか、菅井八段挑戦者が勝って最終局に持ち込めるかという一局。

結果は藤井の勝利。

・・・なのだが、ここまでは長かった。
実は今日は2回の千日手(同一局面を4度繰り返すこと。先手後手を入れ替えて指し直しになる)が出現したのですよ。

1局目は序盤に後手番の藤井が仕掛けようとして、それを菅井が受けようとしたが、これが同一局面の繰り返しになり千日手。

2局目は相穴熊(お互いが穴熊の堅陣に囲うこと)の激闘となり、終盤で若干劣勢となった藤井が菅井の穴熊に攻め込む。これを正確に受け切れば菅井が凌げたと思うが、藤井に食らいつかれて、菅井が千日手に逃げる。

そして3局目は19時15分に始まり、再び相穴熊に。
中盤で飛車交換になり、攻め合いになるが、これは藤井に分がいい攻め合いで藤井が優勢に。そして最後は長手数の詰み手順で一気に詰ました。ちなみに、一気に詰ませる必要は全く無く、こんな勝ち方ができるのは藤井くらいです(笑)。

菅井としては2局目がかなり惜しかった。
最後の受け方は簡単ではなかったし、それを残り時間が少ない中で見つけろというのは厳しい注文ではあったが。

というわけで、藤井が3勝1敗として叡王防衛となった。
ただ、今回の叡王戦は「藤井も対振り飛車だと危ないところがある」という一面を見せた。もちろん、それは対戦相手の菅井が渾身の振り飛車を見せてくれたからでもあるのだが。
これで振り飛車が流行るようになったら面白いのだが、そう単純な話でもないだろうなあ。


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