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棋聖戦第1局。

今日は特に何も無い一日。
「JRAの顕彰馬が発表された」というニュースはあったが、顕彰馬にそこまで興味は無いのでスルーする。

というわけで昨日行われた棋聖戦第1局の話。
藤井棋聖(とその他六冠)に佐々木大地七段挑戦者が挑む五番勝負の開幕局である。(佐々木姓の棋士は3人いて、大地以外には佐々木勇気八段という順位戦A級の強豪もいる。ただ「佐々木(大)」とか書くのは面倒なので「佐々木」表記で通します。)

その第1局は藤井が勝利。

先手番の藤井が角換わり(という戦法名です)に持ち込もうとして、佐々木がこれを受けて立つ。
藤井は序盤から桂馬をポンポン跳ねての速攻を仕掛ける定跡を採用し、駒損しながらも佐々木陣に強襲して優勢を築く。しかし、佐々木もなんとか耐えて決め手を与えない。
すると藤井には珍しく軽いミスが出て、形勢が互角に近いところまで戻される。
ただ、佐々木も残りの持ち時間が少ないところでミスが出てしまい、最後は藤井が佐々木の攻め筋を全てぶっ潰す形でねじ伏せた。

藤井の先手番の角換わりに真っ向からぶつかってはダメだよね、ということを再確認した将棋だった。
佐々木は角換わりの後手番でもなんとかなる自信があったのか、それとも角換わりを拒否したらもっと酷いことになると思ったのか。

というわけでまずは藤井が1勝目を挙げた。
藤井は先週の28日に叡王防衛、31日・1日に名人奪取という過密日程で、その上昨日はベトナムへの移動&対局だった。そんな状況でも勝ってしまうというのはやはり凄いとしか言いようがない。

ただ、佐々木も第2局は先手番になる。ここで先手番を生かして勝てれば五番勝負の行方はまだ全くわからない。
次の第2局は23日(金)なので、死ぬ気で藤井対策を練ってきてもらいたいです。

 

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