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王位戦第1局。

さて、今日は王位戦第1局2日目でもあった。

藤井王位(とその他六冠)に、棋聖戦と同じく佐々木七段が挑む七番勝負である。

その第1局は藤井が勝利。

後手番の佐々木が横歩取り(という戦法名です)に誘導し、早い段階で工夫を見せる。それに対して藤井も十数手目で1時間近い長考から意外な角打ちを繰り出し、完全に未知の展開の将棋になる。
中盤まではほぼ互角か佐々木優勢か、という展開だったが、佐々木の攻め(結果として悪手だった)に対する藤井のカウンターがきれいに決まり、佐々木は逆転の見込み無しと判断してあっさり投了。藤井は佐々木の玉に一度も王手をかけずに勝ってしまった。

序盤の佐々木の工夫は悪くなかったと思う。
佐々木が横歩取りに誘導するのは珍しく、今日の為の秘策だったのだろう。そして、中盤までは五分の流れだったのだから、ある意味成功していたと言える。
ただ、そこからの地力の差が如何ともし難いんだよなあ・・・。

というわけでまずは藤井が1勝目を挙げた。
そして、来週には早くも王位戦の2局目が行われる。
次は佐々木の先手番になるので、ここは落とせないところ。
ただ、棋聖戦の第3局、そして今日と、藤井との差を見せつけられるような負け方をしているので、佐々木のメンタルが心配ではある。


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