棋王戦第1局。
今日は長男は少年野球の試合、次男はサッカーの練習の予定だったが、朝からの雨の為にどちらも中止。
急ぎの予定も無くなったので、午後から私一人で「鬼滅の刃」の劇場版を見に行った。
結論から書くとめちゃくちゃ良かったのだが、感想は明日にでも書きます。
将棋の話。
今日は棋王戦第1局、藤井棋王(とその他七冠)vs伊藤七段挑戦者が行われた。
伊藤にとっては、ストレート負けした竜王戦のリベンジである。
その第1局は持将棋で引き分け。
「持将棋」とは、お互いの玉が相手陣内に入ってどう考えても決着がつかない状況になり、さらにお互いにある程度の駒を手持ちにしている状態のことで、引き分け扱いになる。
先手番の藤井が必殺の角換わりを選択し、伊藤がそれに乗っかる。伊藤は藤井玉を攻めるが一気に決めることはできず、おそらくは本来の狙いであった「入玉(相手陣内に玉を移動させること)狙い」に切り替える。
藤井は伊藤の狙いには気づいていたとは思うが阻止することは難しく、結局はお互いに入玉して持将棋になった。
ここまで読んだ方は「なんで伊藤は引き分け狙いをしたの?」と思うかもしれない。
実は、持将棋の次の第2局は伊藤が先手になる。「藤井が先手番だった第1局の指し直しだから、もう一度藤井が先手になる」というわけではないのです。
つまり、「不利とされる後手番」を凌ぐ手段として「持将棋で引き分け扱いに持ち込む」というのは立派な作戦だったりするのです。
というわけで、伊藤としては悪くない結果に終わった。この伊藤の作戦を「ちょっとずるい」とか言うつもりは全くない。むしろ「藤井からタイトルを奪うためになりふり構わない姿勢を見せている」と評価したい。
まあ、次の「伊藤が先手番の第2局」で、伊藤が勝てないと意味は無いのだけど。
さて、さらに話は変わって昨晩のアジアカップで日本が負けたり、今日の東京新聞杯でウンブライル(9着/3番人気)とマテンロウスカイ(5着/6番人気)が負けたりと、どちらも残念な結果に終わった。残念なので特に触れない(笑)。
来週からは6月2日まで毎週G1かG2が組まれているので、予想を再開します。
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