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叡王戦第5局。

今日は叡王戦第5局。

藤井叡王(とその他七冠)が勝てば防衛、伊藤七段挑戦者が勝てば奪取&初タイトルという運命の一局。

勝ったのは伊藤。

振り駒で先手番を得た藤井が角換わり(という戦法名です)を選択し、伊藤もこれに乗る。伊藤の後手番対策は最近の流行である右玉(という囲いの名前です)で、守備的に構える。
それに対して藤井は穴熊の堅陣に組み替えてから攻撃開始。中盤では、銀をタダで捨てたり飛車をぶった切っての猛攻を見せて、伊藤の守備駒を全て剥がし、駒損ながらもかなりの優勢になった。
しかし、藤井の攻撃がひと段落してからの伊藤の反撃に対して藤井が対応を誤り、形勢は一気に互角に。そしてお互いに持ち時間が無くなったところで藤井が攻め合いに転じたがこれが悪手で、一気に伊藤が勝勢になった。最後、藤井は連続王手で迫るが、伊藤は正確に交わし、藤井が投了した。

正直、藤井がこういう逆転負けを食らうとは思わなかった。
いつものように強気で踏み込めば押し切れたのだが、伊藤相手だと危ないと思ってしまったのだろうか。

というわけで伊藤が3勝2敗で叡王奪取。
藤井に対してまさに「三度目の正直」でタイトル獲得となった(今回が3回目のタイトル挑戦)。
以前から「藤井からタイトルを奪うとしたら有力なのは伊藤か永瀬九段」と言われていたが、まさかこんなに早く奪う日が来るとは思わなかったなあ・・・。

さて藤井は初の「タイトル失冠」となった。
ただ、当然ながらこれで「藤井の時代も終わった」とはならないだろう。おそらく、現在進行形の棋聖戦、来月から始まる王位戦(挑戦者は渡辺九段)では普通に「強い藤井」が見られるはず。

私は以前から「藤井一強ではつまらん」と言っていた人間なので、今日の結果は凄く嬉しい。
今後も藤井と伊藤の争い、それに他の棋士も加わってのハイレベルな対局を見せて欲しいと思います。


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