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王位戦第4局。

今日は王位戦第4局2日目。

藤井王位(とその他六冠)が勝って防衛に王手をかけるか、渡辺九段挑戦者が勝って2勝2敗のタイに戻すかという一局。

勝ったのは藤井。

先手番の渡辺が矢倉(という囲いの名前です)に組んでがっちりした戦いに持ち込もうとしたところ、藤井が飛車を真ん中に振って速攻の構えを見せる。中盤の入口で渡辺に誤算があったのか、2時間半近い大長考の末の着手があったが、この時点で既に渡辺が少し苦しくなっていた。
後は藤井の流れるような攻めが炸裂して、藤井が完勝した。

これまでの3局とは打って変わって、渡辺にとってはかなり不本意な将棋になってしまった。
結果としては矢倉を選んだのが失敗だったのかもしれないが、先手番での相掛かり(という戦法名です)は既に2回見せているから選びづらかったのかもしれない。

というわけで藤井が防衛に王手をかけた。
そして次は藤井の先手番である。
ただ、渡辺もこの王位戦では「藤井の先手番」に対してうまく立ち回れている(結果は出ていないが)。
次の第5局で、もう一度絶品の立ち回りを見せて欲しいのだけれど・・・。


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