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王座戦第2局。

今日は王座戦第2局。

藤井王座(とその他六冠)が勝って防衛に王手をかけるか、永瀬九段挑戦者が勝って1勝1敗のタイに持ち込むかという一局。

結果は藤井の勝利。

先手番の藤井が角換わり(という戦法名です)を選択し、永瀬もこれに乗る。お互いに研究手順ということもあって序盤から凄まじいスピードで指し手が進み、対局開始15分ぐらいで50手近く進み、藤井が攻撃を仕掛ける。その攻撃が落ち着いたところで永瀬が反撃し、銀取りに桂馬を打ったところで藤井がそれを無視して攻撃の為に香車を打つ。
ここで永瀬が大長考に沈む。おそらくは研究から離れた手だったのだろう。実際、この藤井の手はAI的にはやや疑問手ではあった。
しかし、この後の永瀬の対応がまずく、藤井が優勢に。そしてそこからは藤井が一気に攻めて、永瀬の反撃も気にせずに寄せ切った。

結局は、「藤井の香車打ちからの反撃を研究しておらず、その場で考えた対応がイマイチだった」というのが永瀬の敗因なのだが、これって結構ダサい話である。
要は「未知の局面で、自力で正解にたどり着けなかった」という話なわけで、AIを使っての研究に没頭し過ぎで「将棋の地力」が落ちているのでは、と思ってしまった。

というわけで藤井が開幕2連勝で王座防衛に王手をかけた。
次の第3局は永瀬の先手番なので、永瀬には意地を見せてもらいたいのだけど・・・。


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