将棋

棋士編入試験第2局。

今日も次男は学級閉鎖でお休み。
その次男の対応だが、奥さんが有休を取ってくれたのでお任せして、私は出社した。次男はすっかり元気になったので、公園で遊びまくっているのではないだろうか(笑)。

将棋の話。

今日は福間女流五冠の棋士編入試験第2局、片山四段との一局。

結果は片山の勝利。

つい先ほど終わったばかりで、対局の内容は全く見ていないのだが、片山の完勝だったらしい。

実は福間は昨年末から公式戦で負けまくっており、若手の男性棋士に3連敗&女流名人戦で西山女流二冠にストレート負けで失冠という状況だったりする。要するに絶不調である。

そして今回の棋士編入試験も早くも2連敗を喫してしまい、後が無い状態になってしまった。
正直、ここからの巻き返しは相当に厳しいと思うが、まだ可能性がゼロになったわけではない。
まずは1勝を挙げて欲しいとは思います。

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棋王戦第1局。

昨晩はオリンピックのスノーボード男子のビッグエアで日本勢が金・銀メダルを獲得したとのこと。
・・・なのだけど、スノボは見てもよくわからんので「へ〜、凄〜い」くらいの感想しか出てこない。なので特に触れません。

将棋の話。
今日は棋王戦第1局。
藤井棋王(とその他五冠)に増田八段挑戦者が挑む五番勝負である。増田は昨年に続いて2年連続の棋王挑戦になる。昨年は0-3のストレート負けだったので、今年はまずは1勝したいところだろう。

その第1局は増田が勝利。

先手番の藤井が相掛かり(という戦法名です)を選択するが、増田が前例の無い(たぶん)仕掛けを敢行して優勢に。終盤に藤井が「増田が間違えたら逆転する」という反撃を見せるが、増田が正解の受けを続けて逃げ切った。

これは増田の研究が鮮やかに決まった感じ。後手番になって相掛かりで挑まれたらこの作戦で行こうと決めていたのだろう。だいたいそういうのは「藤井も知ってた」パターンが多いのだが、今回はそうではなかったのかもしれない。
ただ、そういうパターンでも対応するのが藤井だったのだが、そこで対応しきれないあたり、藤井も不調なのかもしれない。

というわけで、増田が後手番の開幕局を勝利。
これはかなり大きく、第2局の先手番を制することができれば奪取に王手をかけることになる。
まあ、藤井がそれを簡単に許すはずがなく、「後手番でのベストな作戦」をぶつけてくるのだろう。それを見られるのは凄く楽しみ。

それにしても。
王将戦では永瀬九段相手に1勝2敗。
そして棋王戦では0勝1敗。
なかなかに厳しい状況である。
数年前は「藤井1強ではつまらん」と思っていたが、こうやって藤井に対抗できる棋士がぽつぽつ出ているのは見ていて楽しいです。

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王将戦第3局。

今日は王将戦第3局2日目。
藤井王将(とその他五冠)と永瀬九段挑戦者、勝った方が2勝1敗とリードすることになる一局である。

勝ったのは永瀬。

後手番の藤井が角換わり(という戦法名です)を拒否して左美濃囲いに組んだ・・・かと思ったら金をどんどん前線に繰り出す積極策に出る。しかし永瀬はそれに動じずに冷静に対応。藤井の攻めが落ち着いたところで反撃に転じ、飛車を見捨てて攻めると一気に優勢に。結局そのまま永瀬が危なげなく寄せ切った。

藤井の「奇襲」と言っていい序盤の仕掛けだったが、永瀬の対応が一枚上だった。ちょっと単純過ぎる奇襲だったのかもしれない。まあ、藤井と言えども「不利とされる後手番で何を指すか」には苦労しているということなのだろう。

これで永瀬が2勝1敗でリード。
ただ、ここまでの3局は全て先手番が勝っている。なので次の第4局は先手番の藤井としてはきっちり勝って2勝2敗のタイにしておきたいところ。
逆に言えば永瀬にとってはここで「ブレイク」できれば王将奪取に大きく近づくことになる。
次の第4局(17・18日)が楽しみです。

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頑張れ渡辺九段。

今日は特に何も無い一日。
そう言えば昨日は義妹さんの息子が受験だったはずなのだが、どうだったのだろうか。

話は変わって。

「将棋の渡辺九段」と言えば、永世竜王・永世棋王の称号を持ち、タイトル獲得31期(歴代5位。藤井には抜かれている)の名棋士である。
その渡辺だが、24年にフットサル中に左ひざ前十字じん帯を断裂するという大けがを負ってしまった。
もちろん治療はしたのだが、ひざの痛みで対局を続けられなかったり不戦敗になるなどの状況が続き、昨年の9月から今年の3月いっぱいまでの休場が確定している。

で、その渡辺が先日Xを更新した。
そこには現状が書かれていたのだが、要約すると、

・じん帯再建の後、術後障害になってしまい、全身麻酔が必要な手術を4~5回した。
・左足の状態は元には戻らないが、長い距離を歩くことはできる。
・昨年の10月までは痛みがあったが、それ以降は日常生活はできている。ただ、スポーツは無理。
・2月は練習将棋に復帰する。研究用のパソコンも1年ぶりに起動した。

という感じ。

「想像以上に大変な状況だな・・・」というのが率直な印象。おそらくだが、正座しての対局は無理だろう。
また、渡辺はランニングやフットサルが好きな棋士だったが、そういう人にとって「スポーツが無理な足になってしまった」というのは相当のストレスであることは想像に難くない。

そして最も気になるのが本職である将棋への影響。「全身麻酔を4~5回」したというのは、思考力低下に繋がってしまうのでは?という気はしてしまう。
ただ、Copilotに聞いてみたら「全身麻酔で思考力低下になることは無い」らしい。それよりも「手術の関係で、将棋の研究から離れていた」ことの方が影響が大きそう。実際、研究用のパソコンも全然動かしていなかったようだし。

ただ、研究用のパソコンを再起動し、練習将棋も再開するということで、4月からの復帰に向けて準備はしている模様。
渡辺は今年で42歳なので、まだもうひと踏ん張りできる年齢だとは思う。決して簡単な話ではないが、どん底からの復活劇を見せて欲しいと思います。

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棋士編入試験第1局。

今日は将棋界注目の対局が行われた。

福間女流六冠の棋士編入試験第1局である。

昨年に2度目の編入試験の受験資格を得て、今月から月1局のペースで試験を行うことになった。最大5人の新四段と対局して、先に3勝すれば合格で、逆に先に3敗したら失格となる試験である。

今日の対戦相手は山下四段。
新四段ながら、三段時代に竜王戦6組準優勝&竜王戦5組優勝という実績を持つ。いきなり厳しい相手との対局となった。

結果は山下の勝利。

福間が先手番を得て得意の中飛車に構えたが、山下にじっくりと指されて徐々に苦しくなり、結局見せ場なく終わった。

正直、福間は何がしたかったのかよくわからない将棋だった。先手番の中飛車でここまでの完敗というのも珍しい気がする。山下の指し回しが特別優れていたわけでもないと思うのだが・・・。

実は福間は昨年末から負けが続いており、調子を落としている。
・・・と言うか、今日の対局が椅子に座っての対局だったのを見ると、もしかしたら第2子妊娠なのでは?と勘ぐってしまう。だとすると、体調的には厳しいのかもしれない。

なんにせよ、今日のような将棋では前回の編入試験の時のように「3連敗で終了」という可能性は高そう。
来月以降に巻き返してくれると信じたいのだけれど・・・。

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王将戦第2局。

最後に将棋の話。

今日は王将戦第2局2日目。
永瀬九段挑戦者が勝って開幕2連勝とするか、藤井王将(とその他五冠)が勝って1勝1敗のタイに戻すかという一局。

勝ったのは藤井。

先手番の藤井が角換わり(という戦法名です)に誘導し、永瀬もそれに乗る。ただ、永瀬は普段とは違う対応を見せて、おそらくは藤井の読みを外してくる。それでも藤井は強気の指し回しで優勢を築き、最後は永瀬の反撃をきっちり完封して勝ち切った。

永瀬の「変化球」と言っていい指し回しに見えたが、藤井の対応が正確だった。こういう変化球が来たとしても対応できるのが藤井の凄さというか強さなのだろう。

これで1勝1敗となり、改めて5番勝負の形になった。
次の第3局は永瀬の先手番なので、99%角換わりの出だしだろう。そこで後手番の藤井がどう対応するのか、そこが楽しみです。

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加藤一二三死去に思う。

今日の午後に知って「えっ!」と声が出たニュース。

「加藤一二三さん死去」

元プロ棋士で、「ひふみん」の愛称で親しまれていた加藤一二三が亡くなった。86歳だった。死因は肺炎だったとのこと。

加藤は14歳7ヶ月でプロ棋士となり(藤井聡太が更新するまで最年少の記録だった)、18歳3ヶ月でA級昇級という、藤井聡太もできなかった記録を持つ。

・・・のだけれど、初めてタイトルを獲得したのは29歳の時。この時期は大山名人が全盛期で、6度目の大山へのタイトル挑戦での奪取だった(獲得したのは十段というタイトル)。
名人も縁が無かったが、42歳の時に中原名人(この時の中原は名人戦9連覇中だった)から奪取した。・・・まあ、その翌年には谷川に奪われたのだが。

その後は61歳までA級に在籍するなどの活躍は見せたが、さすがにそれ以降は成績が落ち込む。
それでも77歳で公式戦勝利を挙げるなど、最年長記録を更新しまくって引退した。
あと、「藤井聡太のデビュー戦の相手」としても注目を集めたなあ。

加藤で印象的なのは「駒音の高さ」。
とにかく駒音が大きいのですよ。「ビシィッ!」と凄い音で指す姿はカッコよく、よく真似したものである。
あと、「対局中のおやつでみかんを食べまくった」「タイトル戦の対局中に、『旅館の庭の滝の音が気になるから止めて欲しい』と言った」など、「ちょっと変わった人」エピソードも多い。
個性派の棋士だったと思う。

加藤は敬虔なクリスチャンだったので、「合掌」とは言わないでおく。

安らかな眠りをお祈りします。

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王将戦第1局。

書くのを忘れていたが、将棋の話。

昨日は王将戦第1局2日目が行われた。
藤井王将(とその他五冠)に永瀬九段が挑む七番勝負である。

勝ったのは永瀬。

先手番の永瀬が角換わり(という戦法名です)を選択し、藤井がそれに乗る。最近の藤井は、角換わりの後手番では右玉にすることが多かったが、今日は堂々と腰掛け銀の同型に構える。中盤までは定跡通りに進み、永瀬がやや優勢だったが、超難解な中盤で気がついたら互角か藤井が少し優勢な展開に。しかし終盤に入って藤井にミスが出て一気に形勢逆転。とは言っても永瀬の玉はどんどん上に上がって行き、応対を誤ったら即死亡という状況だった。ただ、その中で永瀬は対応を誤らず、そのまま寄せ切った。

永瀬が深い研究で優勢にしてリードを奪ったのは上手いと思ったが、どちらかと言えば「藤井どうした?」という感じではある。
今日の藤井の敗因は「ミス一発で形勢を損ねた」のが大きいが、藤井がこういうミスをするのは珍しく感じる。対局がしばらく無かったので、勘が鈍ってしまったのだろうか。

というわけで、まずは永瀬が1勝目。
ただ、今回は「永瀬が先手番で勝っただけ」ではある。次の第2局で永瀬が後手番で勝ったら「おおっ!?」ということになるが、藤井が連敗は許さないだろう。
なんにせよ、次の第2局が楽しみです。

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福間女流六冠の要望書提出のその後。

今日は「マックの福袋の購入権が当選した」というメールが入った。
会社で仲の良い派遣の女性(そこそこ年配の方)も当選して、2人で喜びを分かち合った。
これで今年の福袋当選はファミマに続いて2件目。「抽選を行う福袋」はこの2件しか申し込んでいないので、当選率100%である。馬券が当たらない分、こっちでツキを使っている感はある(笑)。

先週、「将棋の福間女流六冠が妊娠・出産に関する規定の見直しを求めて要望書を出した」という話を書いたが、今日になって新たな動きがあった。

「『女流棋士公式戦番勝負対局規定』の一部変更と公式戦番勝負対局規定(仮称)検討委員会立ち上げについて」

将棋連盟のHPで長文がアップされたが、見たところでは以下の通り。

・「対局日程が産前6週間、産後8週間と重複時は対局者の変更を行う」という規定の削除。
・対局日程が産前6週間、産後8週間と重複する際は可能な限り調整する。
・従来の規定を見直し、目標としては4月末までに最終案を報告する。

とりあえず、「対局日程が産前6週間、産後8週間と重複時は対局者の変更を行う」という規定が削除されたのはよかった。
これ、「対局日程が産前6週間、産後8週間と重複」したら「有無を言わさず対局者を変更する」とみなされる内容だったので(だから福間は要望書を出したわけで)、さすがに対応しないとまずいと思ったが、思いのほか動きが早かった、という印象。
推測だが、女流棋戦のスポンサーとかからいろいろ指摘を受けたのではないだろうか。

さて、福間の要望としては他にも「タイトル戦の日程がタイトル保持者の出産時期と同時期で対局日の調整がつかない場合、タイトル保持者が降格しない仕組み」も要望している。前回も書いたが、個人的には「タイトルホルダーがタイトルを一度返上して、その年度は暫定王者を設け、翌年度にどうにかする仕組みを作る」ぐらいしかない気がする。
まあ、それはともかく、ネット世論を見ると「タイトルを失いたくない福間がわがまま言ってる」という声がある、て言うか多数派まであるというのが結構驚きだったりする。
病気による休場ならタイトル失冠も仕方ないと思うのだが、出産でタイトル失うのは違うだろ、と言いたい。「会社で管理職の女性が、出産で仕事してないから降格」と言っているようなもので、そんな待遇する会社があったら大炎上するのは間違いない。

なんか、「妊娠・出産する女性に対する風当たりの強さ」を思い知らされた。
そりゃあ、子供産もうと思う女性が増えず、少子化まっしぐらになるよなあ・・・。

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女流棋士にとっての死活問題。

一昨日の青森地震から1日半以上経過したが、今のところは大きい地震は発生していない。
ただ、地震は「忘れた頃にやってくる」ものなので、油断は禁物だとは思う。

将棋のニュースの割には結構取り上げられている話。

「福間香奈女流六冠『対局か出産 選択せざるを得ない』」

福間女流六冠が、女流棋士の妊娠・出産に関する規定の見直しを求めて要望書を昨日提出し、今日記者会見を行った。

今回の争点は、おそらくこれ。

今年の4月に「女流棋士の妊娠・出産に関する規定」を整備したが、「タイトル戦の日程が出産予定日の前後合計14週間に重なる場合は、対局者を変更する“場合もある”」という規定になっていること。

ここで大事だと思うのは、「タイトル戦の日程が出産予定日の前後合計14週間に重なる場合は、対局者を“必ず”変更する」わけではなく、対局の日程の変更を考慮する、ということ。
今回の福間の会見の後に将棋連盟が公式見解をアップしたので、間違いないと思われる。

ただ、「日程を考慮する」と言っても、「出産予定日の前後合計14週間に重なるから日程をずらす」となったら、出産後に超過密日程になる可能性が高い。
特に福間の場合は現状「六冠」を保持していて、女流タイトル戦は出ずっぱりである。「日程を調整する」にも限度があると思う。

個人的には、タイトルホルダーが産休に入ったら、タイトルを返上してもらうしかない気がする。
そして残りの女流棋士で対局して「暫定王者」を決める。その次の年度には産休が明けると思うので、まずは「暫定王者以外の女流棋士で予選を行い、前年度の暫定王者と仮のタイトル戦を行う」→「その勝者が産休明けの元タイトルホルダーと正式なタイトル戦を行う」という感じでどうだろうか。
これなら返上したタイトルホルダーがまた予選から戦うということはないし、返上した年は産休に入ったタイトルホルダー以外での争いが見られる。

先日このブログでも書いたが、西山女流二冠も結婚したので、「福間&西山の女流2トップがどちらも産休に入る」可能性は結構高い。
早急に「世間が納得する落としどころ」を発表して欲しいと思います。

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