将棋

棋聖戦第1局。

今日は出社日。
昨日出社した上司に話を聞いたら、やはり昨日は社内は人が少なかったらしい。ホワイトな会社だと思った。

今日は棋聖戦第1局。
藤井棋聖(とその他五冠)に服部七段挑戦者が挑む5番勝負である。
服部はこれまでの棋戦で高勝率を挙げてはいたが、格上の相手の壁を破れずにいた。しかし今回はついにタイトル挑戦に辿り着いた。王者・藤井にどれだけやれるのかが注目である。

その第1局は藤井が勝利。

振り駒で先手番を得た藤井が相掛かり(という戦法名です)を採用。それに対して服部は前例の無い指し回しを見せて、早い段階で藤井の飛車と服部の角が交換される展開に。AI的には藤井が優勢とはなっているが、人間的には2枚の飛車を使って攻めている服部の方が面白そうに見えた。しかし、終盤で藤井が自陣に角を打ったのが受けの妙手で、これで服部の攻めが完全に切れてしまった。以降は服部の攻め駒がどんどん自陣に押し返されてしまい、服部が見込み無しと判断して投了した。

タイトル戦でここまでのド大差勝ちは記憶に無いくらい、というほどの大差だった。
結果としては服部の指し回しに疑問があったわけだが、ここまで的確に咎められるとは思わなかった。

というわけで藤井がまずは1勝したわけだが、この1勝は服部の心をへし折る1勝だった可能性もある。
次の第2局は19日(金)だが、そこまでで服部が立ち直らないとあっという間に棋聖戦が終わってしまいそうだ・・・。

| | コメント (0)

叡王戦第5局。

続いて将棋の話。
今日は叡王戦第5局。
伊藤叡王(と王座)と斎藤八段、勝った方が叡王防衛or奪取を決める大一番である。

勝ったのは伊藤。 振り駒で先手番を得た伊藤が相掛かり(という戦法名です)を選択。序盤から見たことが無い形になるが、自玉を動かさずに攻め込む伊藤がやや優勢のまま終盤に突入。ここで一度は伊藤に軽いミスが出て形勢が五分に戻るが、その後の伊藤の寄せが一気に決まってそのまま押し切った。

相変わらず、伊藤は最終局に強いなあ、という一局だった(笑)。たぶん、フルセットになっての最終局は、伊藤は全て勝っていると思う。
斎藤も悪くない展開だったが、玉形の悪さが祟ったかなあ・・・。

これで伊藤が叡王防衛を決めて、3連覇達成。
3連覇全てがフルセットというのがドラマティックでいいと思う。
伊藤は今夏に王位挑戦が控えているが、三冠達成なるかが注目です。

| | コメント (0)

衰えはあるけれど。

今日の東京は、朝は日差しが強いと感じ、夜に会社を出たらすっごく蒸し暑かった。
さらに明日からは最高気温30度超えの日が数日続くとのこと。
・・・夏に突入したと言っていいな、これは。

今日は、王位戦挑戦者決定戦として、伊藤二冠vs羽生九段の対局が行われた。

結果は伊藤の勝利。

内容は見ていないので深くは語れないが、ネットで見る限り「羽生の終盤力の衰えが酷い」という将棋だったらしい。まあ、羽生も55歳だし、そりゃあ衰えるよね、とは思う。

ただ、逆に言えば「衰えていながら挑戦者決定戦まで勝ち上がった羽生、凄くない?」とも言える。
実は羽生は先日行われた棋聖戦の挑戦者決定戦にも勝ち上がっていた。服部七段との対局で、服部玉に詰みがあったが読み切れずに逆転負けという、これまた終盤力の衰えを感じる負け方だったけど。

まあ、こういう負け方をしている限り、タイトル挑戦者になれたとしても藤井には敵わないだろう、ということはわかっている。
でも、もう一度、「タイトル戦に登場する羽生」を見てみたいとは思います。

| | コメント (0)

叡王戦第4局。

最後に将棋の話。
「最後に」と書いていることからわかる通り、今日はサッカーの話は書かない。東京が鹿島に負けたからである。ちくしょう。

今日は叡王戦第4局、伊藤叡王(と王座)vs斎藤八段挑戦者が行われた。
伊藤が勝って叡王3連覇となるか、斎藤が逆王手をかけるかという一局である。

結果は斎藤の勝利。

先手の斎藤が相掛かり(という戦法名です)を選択して、伊藤もそれに乗る。そしてお互いにがっちり囲い、仕掛けづらい形になって時間が過ぎてゆく。そして、お互いに持ち時間が無くなって一分将棋になった時はまだ終盤の入口と言っていい状況だった。
そうなると、お互いにミスが続くのは仕方のないところ。一瞬、伊藤がかなり優勢だった局面があったが、そこで決め手を見つけられず、すぐに斎藤に形勢の針が傾く。そして最後は伊藤が粘りきれないと判断して投了した。

これは伊藤からするとかなりもったいない一局。 明らかに勝つチャンスが来たのに、時間が無くて読みきれなかったか・・・。て言うか、伊藤も斎藤も中盤で時間使い過ぎ。もう少し終盤に時間を残せよとは思った。

これで対戦成績は2勝2敗のタイになり、最終第5局で全てが決まることになった。
その第5局は来週31日(日)。
勢い的には斎藤だが、最終局に無類の強さを誇る伊藤がどう戦うか注目です。

| | コメント (0)

名人戦第4局。

続いて将棋の話・・・の前に、今日は百年構想リーグの鹿島vs千葉が行われ、順当に鹿島が2-0で勝利。
この結果、東京の東地区優勝の可能性は無くなった。
まあ、正直に言えばこんなに勝てるとは思っていなかったので(笑)、残念ではあるがそこまで悔しくはないです。

改めて将棋の話。
今日は名人戦第4局2日目。 藤井名人(とその他五冠)が勝ってストレートでの防衛を決めるか、糸谷九段挑戦者が勝って意地を見せるかという一局。

結果は藤井の勝利。

今回も糸谷の趣向で前例の少ない力戦模様の将棋になる。しかし、今回は糸谷の指し回しも良く、互角のまま終盤戦に突入。しかし、ここで糸谷が攻め合いを選んだのが大きいミスで、一気に形勢が傾く。こうなると藤井が間違えることもなく、そのまま寄せ切った。

今回は糸谷もいい将棋を見せていたが、終盤になって「深く考えずに指してしまう」悪癖が出てしまい、形勢を損ねてしまった。 確かに、その時点で藤井の残り持ち時間が10分ほどだったので、藤井に考える暇を与えたくない気持ちはわかるのだが、そこで早指しして自分が間違えたら意味が無い。ある意味、糸谷らしい負け方だった。

というわけで藤井が4連勝で防衛をあっさり決めた。
糸谷にはもう少し頑張って欲しかったなあ・・・。

| | コメント (0)

名人戦第3局。

今日も出社日だったが、忙しいことは殆どなく、穏やかな一日。
忙しさのピークは過ぎた・・・と思いたい。

今日は名人戦第3局2日目。
藤井名人(とその他五冠)が勝って防衛に王手をかけるか、糸谷九段挑戦者が勝って巻き返すかという一局。

勝ったのは藤井。

先手番の糸谷が雁木(という囲いの名前です)に構え、それに対して藤井も雁木に構える。中盤は一進一退の攻防が続いたが、藤井が打った歩を糸谷が普通に取ったのが悪手で、そこから形勢が藤井に傾く。最後は藤井が連続王手から一気に詰ましてしまうという「光速の寄せ」を炸裂させて寄せ切った。

結果として「糸谷が藤井の罠に引っ掛かってしまった」わけだが、たいていの人なら引っ掛かりそうな罠なので糸谷を責める気にはなれない。相手が悪かったとしか言いようがない。

というわけで藤井が3連勝で防衛に王手をかけた。
改めて、2日制の将棋で藤井相手に3勝1敗まで追い詰めた永瀬九段がどれだけ凄かったのかと思わずにはいられません。

| | コメント (0)

世界コンピュータ将棋選手権。

今日から仕事再開。
8連休明けではあるが、やらなくてはいけないことが山ほどあるのでのんびりする余裕は無かった。
なんだかんだで、来週の12日ぐらいまでは忙しそうだなあ・・・。

今日は名人戦第3局が行われているが、まだ1日目なので特に触れない。この対局の感想は明日書きます。

しかし、今日書くのは将棋の話。

この連休中(5月3日~5日)で、「世界コンピュータ将棋選手権」という大会が行われた。
この大会は今年で第36回目で、それなりに歴史のある大会である。優勝したのは「氷彗」というソフトなのだが、それは割とどうでもいい話。

注目すべきは「決勝リーグ(予選上位8ソフトによる総当たり戦)で全28局が行われ、後手番が勝ったのは2局だけだった」ということ(引き分けは4局)。

もう、ソフトの世界では「将棋はほぼ先手必勝のゲーム」ということなのだろう。数年前のこの大会でも先手番の勝率は高かったが、ここまで偏ってはいなかったと思う。
もしかしたら、数年後には「ソフトの世界では、将棋は後手番はどんなに頑張っても引き分けに持ち込むのが精いっぱい」ということになるのかもしれない。

・・・とは書いたものの、これはあくまで「ソフトの世界の話」。人間が指す分には「後手番では勝てない」ということはない(後手番が若干不利ではあるけれど)。
なので、もしも「将棋は先手必勝」という結論が出たとしても、今まで通り「棋士が指す将棋」を見続けるだろうとは思います。

| | コメント (0)

叡王戦第3局。

最後に将棋の話。

今日は叡王戦第3局。
伊藤叡王が勝ってストレートで防衛を決めるか、斎藤八段挑戦者が勝って意地を見せるかという一局。

勝ったのは斎藤。

後手番の斎藤(生粋の居飛車党)がまさかの振り飛車を見せるという、かなり意外な幕開け。さらに、自分から角交換を要求して、積極的な動きを見せる。中盤では斎藤が端攻めを決行し、ひと段落したところで伊藤が端から逆襲。一時は伊藤が優位だったが、斎藤の反撃への対応を誤り(誤ったのだと思う)、最後は斎藤が寄せ切った。

カド番に追い込まれた後手番の斎藤がどういう将棋を指すかは注目だったが、まさか振り飛車を指すとは思わなかった。斎藤が公式戦で振り飛車指すのは初めてではないだろうか・・・。
ただ、不慣れであろう振り飛車にも関わらず、力強い指し回しだった。意外と振り飛車の才能あるのでは?とか思ったり。

これで斎藤が1勝2敗とした。
まだ星勘定的には厳しいわけだが、1勝したことで流れが変わってもおかしくない。

次の第4局は斎藤の先手番。今度は伊藤が後手でどうするかを問われることになる。
次の第4局が楽しみです。

| | コメント (0)

名人戦第2局。

続いて将棋の話。

今日は名人戦第2局2日目。
藤井名人(とその他五冠)が勝って2連勝とするか、糸谷九段挑戦者(先日九段に昇段した)が勝って1勝1敗のタイにするかという一局。

勝ったのは藤井。

後手番の糸谷が、今回もあまり見たことのない戦型に持ち込むが、藤井が序盤から角をぶった切って大乱戦に。しかし、陣形が整っていない糸谷陣は藤井の攻撃に持ち堪えられず、結局藤井の完勝に終わった。

糸谷の構想は「こういう将棋もあるのか」と思わせてくれるが、藤井相手に通用していないのが悲しい。
これで 藤井が2連勝。
・・・あと2局で終わらないことを祈るばかりです。

| | コメント (0)

叡王戦第2局。

最後に将棋の話。
今日は叡王戦第2局。
伊藤叡王(と王座)が勝って防衛に王手をかけるか、斎藤八段挑戦者が勝って1勝1敗のタイに持ち込むかという一局。

勝ったのは伊藤。

先手番の斎藤が矢倉(という囲いの名前です)を目指そうとしたところに、伊藤が速攻をちらつかせるという定跡通りの序盤。
その後は難解な中盤が続くが、伊藤が強引に桂馬をぶち込んでの攻めが思いのほか厳しく、伊藤が優勢に。その後、一瞬だけ斎藤に巻き返すチャンスがあったようだが逆転するまでには至らず、最後は伊藤が長手数の詰みを読み切って寄せ切った。

これは「伊藤強い」の一言。
難解な中盤から強引に踏み込む思い切りの良さを見て、「こういう強気な攻めもできるのか」と意外に感じた。こういう面も含めて、今日は伊藤が斎藤を完全に上回っていた感じだった。

これで伊藤が2連勝で叡王防衛に王手をかけた。
斎藤には意地を見せてもらいたいのだがなあ・・・。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧